江戸時代の相撲の料金はどのくらい?
江戸時代の相撲観戦の見物料は、だいたい
・土間席 3匁 4,000円
・桟敷席 43匁 5万7,333円
だったそうです。
良席はやはりお高いですが、土間席の方は、庶民の娯楽としては現代の感覚とそう変わらない感じです。
春・秋の2場所、それぞれの日数は10日間でした。
屋外に簡易な葦簀(よしず)張りの仮小屋を建てての興業だったため、取り組みが行われるのは晴天の日のみだったそうです。
浮世絵のジャンルのひとつに「相撲絵」というものもあり、人気力士の取り組みの様子や日常の様子が描かれています。
このことからも、江戸で相撲が人気を博していたことがうかがえます。
人気のある力士は大名に召し抱えられることもあり、武士として取り立てられ、帯刀も許されていたそうです。
相撲を観戦できるのは男性のみだった!その理由とは?
そんな大人気の相撲ですが、 江戸時代、相撲を観戦できるのは男性のみでした。
宗教的な意味合いか!? 男尊女卑か!? …と思って調べてみると・・・・・・
なんと、 相撲観戦中、熱狂した人たちが熱くなりすぎて乱闘騒ぎになることがたびたびあり、女性が相撲を観戦するのは危険だと判断された… という、しょうもない理由でした(笑)
『火事と喧嘩は江戸の華』なんて言われますが、江戸っ子たちがいかに血気盛んで 喧嘩っ早かったかがうかがえるエピソードですね。
江戸時代に始まった相撲のお話 【1】 【2】
written by 江戸monoStyle