江戸時代にはモテなかった「ひげ」
立派なひげやダリのような個性的なひげからワイルド系のちょびひげまで・・・
現代では個性を演出するおしゃれの1種でもあるひげですが、江戸時代にはひげはNG、お肌ツルツルの殿方が粋だとされていたそうです。
江戸時代の初期にはひげが流行し、つけひげも売られていました。
いわゆる「男らしい」ルックスが好まれた江戸初期。
しかし、世の中が落ち着き平穏になるにつれ、事情は変わっていきます。
ひげを禁止する法まで発令!
戦国時代には立派な髭を蓄える武将が多かったため(相手に威圧感を与えるため、また、表情を隠すためなどとも言われています)、江戸時代に入ると、戦乱の世を彷彿とさせるひげを禁止する法まで発令されました。
1670年(寛文十年)に四代将軍・家綱がひげを生やすことを禁じた「大髭禁止令」です。
その影響もあってか、江戸時代後期には端正な顔立ちで「優男」風の男性がモテたそう。
男性たちはなんと毛抜きでひげを1本ずつ抜いていたとか・・・
時間もかかりそうだし、痛そうだし。
なんとも涙ぐましい努力をしていたのですね(T_T)
大衆文化が花開いた江戸時代。
江戸の男性たちは、想像している以上にお洒落に気を使っていたようです。
posted by 江戸monoStyle