『売り声もなくて 買い手の数あるは 音に知られる風鈴の徳』
こちらの歌は、江戸時代に流行した、風鈴を題材にした狂歌です。
江戸時代には食料品から生活用品まで、大勢の物売りたちが天秤棒を担いで通りを往来しながら売り歩いていました。
その中で、風鈴売りだけは声を出さずとも買い手が集まる。
つまり、その風鈴の音が何にも勝る売り声である…というような意味です。
風にのってリン…と聞こえてくる風鈴の涼し気な音は、夏の暑さをひととき忘れさせてくれますね♪
たまにはテレビもパソコンも消して、目を閉じて風鈴の音に聴き入ってみるのも風流で良いかもしれません(*^▽^*)