江戸切子とは

江戸切子とは?

江戸切子とは、ガラスの表面に紋様をカットを施して装飾する技法そのもの、またはカットされた紋様そのものを指します。
英語で言うとカットグラスです。
主に回転する研磨盤を用い、ガラスをそこに押し付けるようにしてカットを入れていきます。
職人の長年の経験と技術が描き出す、まさにガラスの芸術です!

切子(切り子)と付く商品名のものは他にもありますが、「江戸切子」を名乗れるのは江戸切子協同組合より認定されているものだけです。
ガラス製で、東京都江東区や墨田区など指定された地域で作られていることなどが条件となります。
そのため、必然的に江戸切子とは日本製の手作りのガラス製品ということになります。

たまに、切子(切り子)とついているもので、海外製のものが売られていることがあります。
もちろん、製品としては問題はありませんが、「江戸切子」だと勘違いして買われてしまう方もいらっしゃるそうなので、お買い上げの際はお気を付けくださいね。

江戸monoStyleの江戸切子はすべて日本製の本物の江戸切子ですので、ご安心ください!

また、江戸切子とは、日本と東京都の両方から指定を受けている伝統的工芸品です。
経済産業省のWebサイトによると、「伝統的工芸品」について下記のように定義されています

「伝統的工芸品」とは、次の要件を全て満たし、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号、以下「伝産法」という。)に基づく経済産業大臣の指定を受けた工芸品のことをいいます。

認められる条件としては、主として日用品であることや手作業がメインであること、100年以上の歴史を有することなどが示されています。

 

江戸切子職人

 

江戸切子の歴史とは

ここまで江戸切子の定義についてご紹介してきましたが、江戸切子はいつ・どのように始まったのでしょうか?

江戸切子は、江戸時代後期の約1834年(天保5年)に江戸大伝馬町の加賀屋久兵衛が金剛砂を用い、ガラスの表面に彫刻することを工夫したのが始まりと言われています。

ガラスそのものについては、なんと弥生時代には日本に存在していたようで、遺跡から勾玉(まがたま)などの装飾品が発見されています。

ただ、この時代のものは、おそらく日本で作られたのではなく、海外からもたらされたものだと考えられています。その後、2000年ほど前には日本でも作られるようになりましたが、徐々に衰退してしまいます。

再びガラスが広く作られるようになったのは、18世紀の初め。
鏡、メガネ、かんざし、風鈴などが主でしたが、次第に食器類が作られるようになりました。

昔は「瑠璃(るり)」や「玻璃(はり)」と呼ばれていましたが、江戸時代から「ぎやまん」、「びいどろ」と呼ばれるようになり、その後「ガラス」という呼び方が一般的になりました。

江戸いろはかるたの中に、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」ということわざがあります。
「本当に優れたものは、他の多くに混じっていても美しく輝く」という意味ですが、ガラスがいかに人々の心を魅了していたかがうかがえますね!

ガラスが多く作られるのに伴い、江戸切子も庶民の間に広まり、大変な人気になったとのことです。
現在では食器の他、インテリアやネックレスなどのアクセサリーを作られる江戸切子職人の方もいらっしゃいます。

 

江戸切子とは

 

江戸切子は色付きなの?

江戸切子というと、赤や瑠璃色などの色がついたグラスを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

確かに現在では、色付きのガラスの内側に透明なガラスを重ねた「被(き)せガラス」を使用した江戸切子が主流となっています。
しかし、実は江戸時代には江戸切子とは透明なものでした。

最初に書いたように、江戸切子とはガラスをカットする技術やカットそのものを指しますので、どんな色のガラスでも江戸切子職人がカットすれば江戸切子になります。
というわけで、江戸切子=色付きガラスというわけではありません。

江戸切子とは

江戸切子はこんな場面に人気!

江戸切子というと最近ではマスコミに取り上げられる機会も増え、ブランドとして広く認知されるようになってまいりました。
そのため、結婚祝い・退職祝い・新築祝い・受賞祝いやその内祝など人生の節目になる大切なイベントの贈り物や、還暦・古希・喜寿など長寿のお祝いとして、多くのお客様にお選びいただいております。

日本らしい伝統工芸品ということで、海外のお取引先やご友人への日本土産・贈り物としても大変人気です。

日本酒グラス(ぐい呑み)やワイングラス、オールドグラス、タンブラーなどをお取扱いしております。
お相手の方のお酒のお好みや生活スタイルに合わせてお選びいただけます。

 

江戸切子とは

 

また、中には自分へのご褒美に…とお好みの江戸切子をずっと探していたという方もいらっしゃいます。

伝統的な紋様が施されたクラシカルなデザインから、現代的でスタイリッシュな紋様・今まで制作が難しかった黒切子など、さまざまなイメージの江戸切子グラスを取り揃えております。

わからないことやご不安な点などがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。
お気に入りの江戸切子との出会いをお手伝いできれば幸いです!

 

 ⇒江戸monoStyleの江戸切子はこちらから♪

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はじめまして。店長のLeiです。
本日は、数あるショップの中から当店をご覧いただき、誠にありがとうございます。

皆様は「伝統工芸品」についてどのようなイメージをお持ちですか?あまりよく知らないという方、少し敷居が高そう、と感じられる方も多いのではないかと思います。
江戸monoStyleでは「伝統×現代のライフスタイル」を合言葉に、普段の生活にもなじみやすいMade in Japan品質の伝統工芸品を取り扱っております。

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