鎖国の江戸時代にクリスマスを祝っていた場所とは
キリストの降誕を祝う日であるクリスマスは、鎖国政策がとられていた江戸時代には御法度だったはず。
ですが、とある場所では密かにクリスマスが祝われていたそうです。
現代では、ケーキやプレゼントを用意して家族や大切な人と一緒に過ごすクリスマスはすっかり日本に定着していますね。
もともとキリスト降誕を祝う日であったクリスマスが日本に伝わったのは戦国時代。
スペインからの宣教師によってキリスト教がもたらされた頃です。
1552年に宣教師たちが信徒を集めてミサを行ったのが、日本で最初のクリスマスだと考えられます。
この頃に台頭していた織田信長がキリスト教を保護したため、日本国内に広まりました。
1568年のクリスマスには、宣教師の呼びかけによりクリスマス休戦が実現されたことも記録に残っています。
しかし、その後キリスト教は禁止され、日本は鎖国の時代を迎えます。
キリシタン禁止令により、クリスマスのミサも鳴りを潜めますが、長崎の出島では、オランダ人たちがひっそりとクリスマスを祝っていました。
大っぴらに「クリスマス」とは言えないため、冬至のお祭りと偽っていたそうです。
そして、それを見たミーハーな蘭学者たちが、意味を知ってか知らずか「オランダ正月」と名付けてお祭りをしていたそうです。
日本人のお祭り好きは昔からなのですね(笑)
posted by 江戸monoStyle