2017年の酉の市はいつ?
大小さまざまな熊手が並び、熊手屋の粋な掛け声と威勢の良い手締めの音…。
歳末の風物詩、「酉の市」で見られる風景です。
2017年は三の酉まであり、日付は11月6日、18日、30日です。
鷲神社、酉の寺、大鳥神社など、鷲や鳥にちなむ神社で行われる年中行事で、もとは関東地方で行われていたものですが、現在では大阪や名古屋の酉の市も有名です。
酉の市の由来と歴史
酉の市は日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の 勝ち戦を祝い松の木に熊手をかけてお礼の祭りをしたことに由来すると言われています。
その日が酉の日(年と同じように日付に十二支を当てはめた数え方)だったことから、酉の日が神社の祭礼日となり、酉の市につながっていったそうです。
二の酉までしかない年と三の酉まである年があるのは、暦の巡りで酉の日が2回ある年と3回ある年があるためです。
また、三の酉まである年は火事が多いと言われ、火の用心につとめる風習もあります。
始まりは江戸時代、花又村(現在の東京都足立区花畑)の大鷲神社収穫祭であるといわれています。
その後、江戸時代後期には浅草の鷲(おおとり)神社が栄え、酉の市は大変な盛況だったそうです。
熊手の形には意味がある!
熊手の形が「福をかき集める」とされ、最初の年には小さい物を購入し、次の年は少しだけ大きなものを、
その次の年にはまた少しだけ大きなものを…といった具合に、
商売が繁盛して大きくなっていくにしたがって熊手も大きくしていくというのが縁起が良いとされています。
江戸時代には熊手屋さんと会話を楽しみながら値切り交渉をし、値切った分をご祝儀として置いていくのが粋な旦那と言われたそうです。
熊手といえば商売をしている人が買い求めるイメージが強いかもしれませんが、家内安全や開運招福を願ってご家庭に飾る方も多いそうですよ。
お気に入りの熊手を探しに酉の市に出かけてみるのも良いかもしれませんね♪
posted by 江戸monoStyle