江戸時代にもハロウィンがあった!
10月31日はハロウィンの日です♪
仮装や「トリック・オア・トリート!」のイメージが先行しがちですが、もともとハロウィンとは、古代ケルトが起源と考えられている祭りで、秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いの行事でした。
日本で定番化してきたのはごく最近のことですが、江戸時代にもハロウィンと似たようなイベントがあったことをご存知でしょうか?
時期は秋ではなく、 旧正月である節分(2月3日)の前日の夜に行われていました。その名も「節分お化け」。
節分お化けとその意味とは
節分お化けの始まりは定かではありませんが、江戸時代末期、京都を中心に盛んになり、昭和初期に廃れてしまった民衆文化です。
年齢に関係なく女装や男装をしたり、お年寄りが若い娘の格好をしたり、少女が大人の髪型をしたりしてその姿のまま寺社へ参拝するという行事です。
普段と違う姿に扮して鬼や化け物を欺くことで、厄払いをして福を呼び込むという意味合いがあったそうです。
iまた、例えば老婆が少女の格好をするのには若返りを願う意味があり、少女が年頃の女性に扮するのは良縁を願う意味があるなど、人々の願掛けでもあったようです。
普段と違う自分への変身願望という意味では、現代のコスプレにも通じる部分もあるのでは・・・?なんて想像すると、江戸時代の人々も 現代人とそう変わらないのかな?なんて思ってしまいます(*´艸`*)
京都や東京で、節分お化けを復興させたイベントも行われているそうです。
西洋式のハロウィンも楽しいですが、来年の節分には、日本風のハロウィンも楽しんでみてはいかがでしょうか?
posted by 江戸monoStyle