十五夜の由来とは
10月4日は十五夜の日。「中秋の名月」と呼ばれ、 1年のうちでもっとも美しい満月として古くから愛されてきました。
もとは中国から伝わった文化で、日本では平安時代に貴族の間で取入れられ、次第に武家や町民の間にも広まった風習です。
十三夜とは? いつの月のこと?
一方、現在では十五夜ほど一般的ではありませんが、旧暦の9月13日は「十三夜」といって 同じく、月を鑑賞する日本固有の風習もあります。
この日の月は「後(のち)の月」などと呼ばれ、中秋の名月の次に美しいとされていました。
また、十三夜には栗や枝豆を供える習慣があったことから「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」といった別の呼び名もあるそうです。
13日の月は満月まであと2日の少しだけ欠けた月です。
未完の美に趣を感じる…日本人らしい月の楽しみ方ですね!
また、十五夜にお月見をしたら、同じ場所で十三夜にもお月見をするものとされていました。
片方だけ鑑賞するのは「片見月」といって忌まれたそうです。
ちなみに、2017年の十三夜は11月1日です。
昔は月の満ち欠けで暦を作り、 農作業やあらゆる行事などが月をもとに行われていたことを考えると、月は不思議なパワーのある神聖なものだったのでしょうね。
そんなことを思いながら月を眺めるのも風流で良いかもしれません♪
posted by 江戸monoStyle