味噌の歴史
日本人の食卓に欠かせないお味噌。
味噌は大豆や麹などを原材料とした調味料で、近年の健康ブームで注目を集めている発酵食品でもあります。
豆腐にわかめ、ネギ、大根、油揚げ、しじみなど、お味噌汁の定番にはいろいろな具がありますが、皆様は何がお好きですか?
お味噌汁に限らず、野菜を漬けたり、お肉や魚に絡めて炒めたりなど、調味料として様々な食材に合うのも味噌の素晴らしいところですよね♪
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に認定されたこともあり、海外からも日本の食文化は注目を集めています。
そんな味噌が日本に入ってきたのは、およそ1300年前の飛鳥時代だそうです。
「味噌」という名称が文献に登場するのは平安時代。
ただし、当時はとても高級なものだったそうで、庶民の口に入ることはありませんでした。
食べ物につけたり、そのままなめたり、時には薬としても使われていたようです。
味噌汁の誕生
鎌倉時代になると、質素と倹約を心がける武士の文化の中で「一汁一菜」という食事スタイルが定番となり、味噌汁が誕生します。
味噌が庶民にも食べられるようになったのは室町時代。
農民が保存食として自家製の味噌を作るようになり、庶民の間にも広まったと言われています。
味噌を食べると医者いらず?
現代の日本につながる様々な大衆文化が花開いた江戸時代。
江戸には各地から単身で移住してきた男性が多かったこともあり、外食産業が発展しました。
その中で、お味噌汁も広く一般的に食されるものとなっていったようです。
「金は医者に払うよりも味噌屋に払え」ということわざが江戸時代にはあったそうです。
お医者さんには怒られそうなことわざですが、味噌が健康食品として人々に愛されてきた証拠でもありますね♪
posted by 江戸monoStyle